葵：…何ですか、これ？

​

​

隼：ナイアガラ攻略の図。

左がヘルクライム（登り）で、水色がマシンの軌道、赤が着地地点

​

​

葵：…汚すぎてよく分かりません…

​

​

隼：うん。私もそう思う

​

​

①・完全飛び越え

​

 

隼：まずはこれ。ヘルクライム直後のストレート、

　　並びに下りスロープに一切触れないで、全部飛び越してストレート地点に着地するパターン。

 

 

葵：…図が汚すぎるのは置いといて、

　　こんな高い所からマシン叩きつけて、大丈夫なんですか？

 

 

隼：大丈夫なわけ無いじゃん

 

 

葵：やっぱり…

 

 

隼：きっちりまっすぐ飛んで、それなりの制振ギミック積んでるマシンなら２周くらいはもってたけど

　　それ以降は着地の衝撃をマシンが吸収しきれずに

　　着地時に大きく跳ねて死亡、ってパターンが多かった気がするなぁ。

　　ＤＶ振るわれてた妻が耐え切れなくなって子供連れて実家に帰るみたいだった

 

 

葵：成功後の速度域はどうだったんでしょう？

 

 

隼：（無視かよ）

　　減速はさほど見受けられなかった気はするねぇ。

　　けどＪＣだとスロープからコーナーまでストレートが２枚もないから、

　　余計にこの方式を採用するのは難しそう

 

 

葵：安定しないなら尚更ですね…

 

 

隼：けど、１日目になぜかこれでメチャクチャ入れてくる人見かけてねぇ…

　　当然全体的な速度も物凄く速かったし、一体何者だったんだろう？

 

 

葵：…それ、要は『凄い人なら入れれる』って言ってません？

 

 

​

②.斜面に落下

 

 

葵：…これ、どうなんです？

 

 

隼：姿勢によるけど、速度と成功率の両立図るならこれが最善手っぽかったなぁ

 

 

葵：ホントですか！

 

 

隼：って言っても、ちゃんと飛び出したときの姿勢のまま、

　　つまりリヤから落ちる事前提なんだけど。

　　リヤから斜面にステーを擦りながら落ちると、いい具合にブレーキかかるわ

　　姿勢制御もされるわで、見てた限りダイレクトにストレートに落とすより

　　格段に着地成功率は良かったっぽいなぁ

 

 

葵：なるほど、リヤステーを擦らせながら落ちるんですか

 

 

隼：ただ、リヤステーがまっすぐ平行になってないと途端に破綻するから

　　マシン自体の精度を良く仕上げてないとこれもアウトって感じはしたねぇ。

　　そもそもそれでも破綻しないかって言われたら割としちゃうし

 

 

葵：やっぱりリスキーな手法ではあるんですね

 

 

隼：それに、ジ・アルプス攻略にはならないんじゃないか疑惑…

　　っていうか、妄想に近いけど、タミヤはこの攻略方法を阻止するために

　　ジ・アルプスの下りにコブ突っ込んだんじゃないか説すらある

 

 

葵：？

 

 

隼：このコース、実は去年の年末のファン感謝祭で出てきたコースと

　　ＬＣ以外一緒なんだけど、それは初日の土曜日だけで

　　日曜はナイアガラの下、つまりスロープ上り直後にＤＢ１個足されてたんだ。

 

 

葵：…それがどうしたんです？

 

 

隼：又聞きだから本当にそうなのかはわからないけど、

　　日曜日にＤＢ追加する時、本当はナイアガラ上部…

　　つまりヘルクライム登った直後にＤＢ置くつもりだったけど

　　『みんな飛び越えちゃって意味ないから』って理由で下に変わったらしい。

　　それと、本来は2016のニューイヤーかスプリングＧＰでの投入を検討するために

　　感謝祭のコースにナイアガラを抜擢したとか何とか

 

 

葵：つまり、どういうことなんです？

 

 

隼：つまり去年の時点でタミヤは公式にナイアガラ突っ込むつもりで、

　　テストケースとして感謝祭にナイアガラVer.2を復活させてみたけど

　　１日目の土曜日の時点で現在の速度域でのナイアガラVer.2の攻略法が

　　②の手法で早速確立されちゃった感があるから…

 

 

葵：その攻略法を直接的に潰すために、

　　今回ジ・アルプスで下段のコブを突っ込んできたんじゃないか…

　　ってことですか？

 

 

隼：そゆこと。まぁ妄想の域は出ないし、実際走らせてみないと

　　例のコブがどう作用するかはわからないけどね

​

​

葵：超速ガイドでもコブへの着地は悪手って書いてありますし、

　　このやり方はちょっと結果見るまで投入は怖いですね…

​

​

​

③.ヘルクライム後のストレート後半地点（ナイアガラ入り口）に着地

 

 

葵：神テクチューニングガイドのMk.2で紹介されてた攻略方法ですね

 

 

隼：今回、ここに乗せてるマシンは大体そのままＣＯしてたパターンが多かった気がするなぁ。

　　なんせ勢いが付いてるから、着地したらそのまま射出されて

　　下のストレートに直に叩き付けられるから、勢い余って死ぬパターンが多かったような

 

 

葵：ってことは、ＪＣでも？

 

 

隼：いやー、むしろＪＣだと、着地→飛ぶ→叩き付けられる、じゃなくて

　　着地→飛ぶ→コブに当たってちょっと衝撃減る→ストレートに着地、になるから

　　むしろいい感じに衝撃が緩和されて攻略できるんじゃない？って感じがするなぁ

 

 

葵：…根拠あるんですか？

 

 

隼：関東某所の５レーン模擬コースの試走動画

 

 

葵：…変な考えよりよっぽど説得力ありますね、それ

 

 

 

④．ヘルクライム後のストレート前半に着地

 

 

隼：でました、ある意味最強の手段

 

 

葵：？

 

 

隼：確実に５周走る、って意味だと多分ベターなんじゃないかってくらい成功する

 

 

葵：ストレートで勢いついて射出、とかされないんですか？

 

 

隼：ヘルクライム後のストレートの前半部分に着地する、ってことは

　　即ちヘルクライムでの登板後にほとんどジャンプしないって事。

　　つまりマシンの勢いがほぼ完全に殺された状態でのスタートになって、

　　当然そこから簡単に再加速…なんて訳にもいかないから、

　　ここに落とすとそのままベタベタに下りナイアガラも駆け抜けていくパターンだったねぇ

 

 

葵：ってことは、まずはその挙動を目指してセッティングして、

　　その様子を見てブレーキなり何なり弄るのがベターなんですかね？

 

 

隼：それがねぇ…さっきも言ったように、完全に勢い殺される状態になるから

　　バーティカルチェンジャーを難なく走り抜けるだけのスピードが手に入るか？

　　って言われると相当難しいと思う。

　　当然ブレーキも割とガッツリ気味になっちゃうから余計にねぇ…

 

 

葵：…何だかどれも微妙ですね…

 

 

隼：それに、何度も言うけどほぼ完全に勢いが殺されるから

　　再加速までにめっちゃ時間が掛かるのもネックかなぁ。

　　今回のコースはそれこそナイアガラと60チェンジャーくらいしかブレーキ効くとこないけど、

　　ＪＣは他にも一杯あるからその度に大減速してるとそもそも勝負にならなくない？ってのが

 

 

葵：……まとめると？

 

 

隼：よくわかんない☆

 

 

葵：ま、ですよねー

 

 

 

 

 

葵：話戻しますが、今回は走行会ってだけで

　　レースも何も無い…と思ったら、急にレース開催されることになったんですよね。

　　しかも２日とも

 

 

隼：（景品バッチリ用意してあったし、絶対事前に決めてたろ）

 

 

葵：（それは言わないお約束）

　　と言うわけで、中の人号はコレでした。